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2020年12月23日

コロナ流行で移動手段調査 生活変化が自家用車利用後押し

月定額リースサービスを展開するナイル(高橋飛翔社長、東京都品川区)は8日、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う移動手段の変化について独自調査の結果を発表した。

新型コロナ流行前と現在の主な移動手段を比べると、自家用車の利用が増加した一方、公共交通機関の利用は減少した。自家用車の利用が増えた理由は「公共交通機関などで密になるのを避けたいから」と、不特定多数が利用する公共交通機関での感染リスクを考慮した意見が大半を占めた。

コロナ禍前の主な移動手段では、自家用車が43.1%と最も高く、次いで公共交通機関が39.0%だった。続いて、11月時点での主な移動手段を聞いたところ、自家用車が4.1ポイント増の47.2%に増加した一方で、公共交通機関は6.8ポイント減少した。

自転車も増加しており、コロナ禍では可能な限り混雑や他人との接触をさける方法に移動手段を変更していることがわかった。

自家用車の利用が増えた理由については、「感染リスクを避けるため」との回答が57.0%と半数を超えた。そのほかにも、「外出の機会が減ったから」(19.4%)や「テレワーク、オンライン授業が増えたから」(17.4%)などの理由が挙げられた。

こうしたことから、同社は「(新型コロナの)感染リスクを抑えるという理由以外にも、生活そのものが変わってきているため、公共交通機関の利用が減った」と分析している。

アンケート調査は11月13~25日に実施。全国の男女2099人から回答を得た。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞12月10日掲載