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自動車産業インフォメーション

2020年12月8日

10月の自動車リース契約 7カ月ぶりにプラス転換

日本自動車リース協会連合会(JALA、露口章会長)がまとめた会員企業の10月度自動車リース契約台数は、前年同月比2・5%増の13万792台となり、7カ月ぶりの増加に転じた。

コロナ禍による影響が表面化して以降、初めてのプラス。前年の消費税増税の反動で新車販売台数が大幅増となり、新車リースも7カ月ぶりに増加したことが要因だった。

会員企業269社の実績をまとめた。新車リースは登録車が同1・5%減の3万2867台と8カ月連続減となったものの、軽自動車が同6・4%増の2万3286台と伸びた。

コロナ禍による企業の先行き不透明感から堅調に推移していた再リースは、同2・6%増の6万2693台と6カ月連続で増加した。リースバック・中古車リースは同7・3%減の5202台と2カ月連続で減少した。

自動車リース市場は、コロナ禍による経済停滞で減車する企業があったものの、新車リースから再リースに切り替えるケースも少なくないため、各社とも管理台数に目立った落ち込みは見られない。

今後は、パーソナル空間を確保できる自動車利用の拡大を期待する声もあり、新たな需要の取り込みに向けた動きが活発化しそうだ。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞12月3日掲載