2020年12月4日
和歌山でサポカー普及促進へ 取り組み本格化
和歌山県内を挙げた先進安全自動車(サポカー)の普及促進への取り組みが本格化した。日本自動車販売協会連合会(自販連)和歌山県支部(中谷久生支部長)と和歌山県警察本部は、ホームセンター「コーナン和歌山西浜店」(和歌山市)でサポカー体感試乗会を初めて共催した。
今回の会場は和歌山西警察署の管轄地域で、今後、両者は新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、同警察署を除く県内の警察署全13カ所の管轄地域の施設内などで試乗会を開催する予定だ。
11月23日の試乗会には、スズキモーター和歌山(中谷久生社長)や和歌山ダイハツ(松房俊行社長)、和歌山日野(宮部博良社長)、日本自動車連盟(JAF)和歌山支部(海瀬隆太郎支部長)が参加し、来店客らにサポカーの安全機能などを紹介した。
スズキモーター和歌山は軽自動車の「ハスラー」と「スペーシア」を用意し、来場者らに試乗を呼びかけた。先進安全装備「レーダーブレーキサポート」の衝突被害軽減ブレーキや誤発信抑制機能など安全性能を体感してもらった。
和歌山ダイハツは小型乗用車「トール」と、軽乗用車の「タフト」と「タント」を使用し、衝突被害軽減ブレーキ「スマートアシスト」の体感などを通じてサポカーの認知度向上を図った。
和歌山日野は大型トラック「プロフィア」と小型トラック「デュトロ」を展示し、環境性能をはじめ安全性能や快適性などを訴求した。
今回の試乗会は、9月下旬に自販連和歌山県支部と和歌山県警が協定を交わして以来、初めての実施となった。
中谷支部長は「新型コロナの感染が再拡大する中でも、協定を結んだ以上は体感試乗会を必ず実施する必要があった。感染防止対策を徹底した上で安心して試乗してもらい、サポカーの良さを知ってもらいたい」と意義を強調した。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞11月30日掲載