2020年11月6日
ユニオンエタニティ 立命館大と若者の車離れ実態探る
廃車買取サイトなどを運営するユニオンエタニティ(安部哲史代表取締役、大阪市中央区)は、立命館大学経営学部と若者の自動車社会に対する意識変化を調査する共同プロジェクトを開始した。
学生が主体的に研究に取り組む課題解決型学習に協力し、「若者の車離れ」について調査する。若者目線で車離れの実態を浮き彫りにすることで、需要喚起や車離れに歯止めをかけるためのヒントを探っていく。
産官学が連携して起業家の育成を目指す「産学協同アントレプレナーシップ教育プログラム」の一環で、同学部の2020年度下期(10月~21年3月)の講義としてプロジェクトを展開している。学生は同社の役員らと意見交換しながら、若者の車離れについて調査する。
プロジェクトでは「若者の車離れ」の当事者である学生目線で実態を探ることに重点を置く。澤村功夫執行役員CFO(最高財務責任者)は「若い世代ならではの肌感覚で車離れの原因の仮説を立て、検証できるように協力していく」と説明する。
10月の講義開始後、安部代表や澤村CFOが学生と議論し、現状を分析している。今後はアンケートなどの定量的な調査も予定する。年度内には学生が調査結果をとりまとめ、発表する計画だ。
澤村CFOは「今回の共同プロジェクトで得られた知見をユーザーの裾野拡大の一助にしていきたい」と期待する。
ユニオンエタニティは16年創立のITベンチャー企業。車の循環サイクルの発展を目指し、廃車買取サイト「ハイシャル」などを運営している。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 大学・専門学校,自動車業界 |
日刊自動車新聞10月28日掲載