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2020年10月20日

日産京都自大「学生交流会」 レース大会をライブ中継

日産京都自動車大学校(田中篤司校長)は、2020年度の学園祭に代わるイベントとして「学生交流会」を同校内で開いた。今年は学生のみのイベントとし、別会場でのカート大会の模様をライブ中継するなど、例年とは異なる催し物を実施したが、終日賑わいを見せた。

同校は例年、学生だけでなく保護者や周辺の住民らも入場可能な学園祭を実施している。ただ、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で外部からは招待せず、学生のみのイベントとして企画した。

催し物も例年とは異なる内容に変更した。交流会に合わせて同校の学生や教員が参加するカート大会をISK奈良阪奈店(奈良県生駒市)で行った。午後には決勝戦の模様を学校会場内の大型ビジョンでライブ中継し、学生らが勝負の行方を見守った。

プレイステーション用ゲームソフト「グランツーリスモスポーツ」を使ったe―モータースポーツ大会も開いた。決勝戦では学生6人が鈴鹿サーキットのコースを舞台に1位を競った。

田中校長は「コロナ禍で中止もあり得たが、学生が楽しめる場を設けることができた」と喜んだ。交流会の実行委員長を務めた一級自動車工学科3年生の多村祥さんは「従来とは違う形での開催だったが、これまでと違う企画など新しい伝統を作れた」と感想を述べた。

UDトラックス近畿支社をはじめ、京都機械工具やTONE、スナップオンといった工具メーカー、ロードサービスを手がけるプレミアアシストなどが協力、当日はブースを設けた。多村さんは「スポンサー企業の協力とスタッフ、先生たちの力添えが本当にありがたく、実施できたことがうれしい」と語った。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞10月16日掲載