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2020年10月8日

石川運支でイベント バス・タクシー事業者の取り組み紹介

北陸信越運輸局石川運輸支局(梁取利男支局長)は、石川県バス協会(宮岸武司会長)と共同でバスやタクシー事業者の新型コロナウイルス感染防止策の取り組みを紹介する「バス・タクシーの感染症対策いろいろ&モニターツアー」を開催した。

金沢市の石川運輸支局駐車場でバス、タクシーの感染防止策の実演やバス車内の換気性能の実演などを行った。石川県タクシー協会(市村祐二会長)や県内のバス、タクシー会社が協力し、約100人が参加した。

同イベントでは感染予防対策の実演とバス運行時の予防策を体験するモニターツアーを行った。感染予防策はバス、タクシー業界の「新型コロナウイルス対応ガイドライン」に基づき①営業所における模擬点呼②バス、タクシー事業者が行う対策③バスの換気性能の実演―を行った。

このうち②は乗務員の手洗いや消毒、手すりなど利用客がよく触る部分の消毒作業などを実施した。③では車内の空気を5分ほどで入れ替えられるエアコンの外気導入モード機能による車内の換気を披露した。

開催にあたって梁取支局長は「感染症対策はガイドラインに基づき対策をとっている。今回のイベントでバスは安全、安心な乗り物であることを理解いただきたい」と挨拶した。

一方、モニターツアーは石川運輸支局を発着点に白山比咩神社、金沢港クルーズターミナルを回った。車内では感染防止策のDVDを上映し、白山比咩神社でコロナ禍の終息祈願を行った。

宮岸会長は「新型コロナウイルスの影響で路線バスの収益は激減し、貸切バスに至っては全く動いていない。イベントでバスが安全、安心であることをPRし、少しでもバスを動かしていきたい」と述べた。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞10月5日掲載