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2020年9月23日

教育振興財団 自動車産業の歴史解説、学習動画公開

日本自動車教育振興財団(JAEF、内山田竹志理事長)は、ホームページに開設した高校生向け動画学習サイト「早わかり!クルマ塾」で新コンテンツ「自動車産業の歴史と現状」の公開を開始した。

動画を通じて自動車の歴史、社会における自動車産業の役割、人間生活との関わりなどを学びながら車に対する興味を高めてもらい、自動車業界で活躍する人材の育成につなげていく。

新コンテンツでは、まず車輪が生み出された背景や馬車の進化をローマ時代の歴史、道路づくりなどを交えて解説する「自動車誕生前史」を8月下旬に公開。これに続き今月14日から「自動車の誕生」をスタートした。

自動車が誕生した時代をさまざまな原動機(蒸気、電気、内燃機関)に焦点を当てながら紹介する。1770年の「キュニョーの蒸気自動車」をはじめ、世界初の自動車事故、オットーサイクル(4サイクル)エンジンなど自動車のターニングポイントとなった1910年代までの技術、出来事を俯瞰できる内容とした。

今後は、米国、日本のモータリゼーション、自動車産業をそれぞれテーマとした3本の動画を順次制作し、同サイトで公開する予定という。

クルマ塾の動画公開は、遠隔授業の導入をはじめとした教育現場のICT化の進行に合わせて、授業の一部あるいは生徒の自主学習などに活用してもらうこともねらいにしている。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 中高生,自動車業界

日刊自動車新聞9月17日掲載