2020年9月18日
日整連 「全日本整備技能競技大会」を22年秋に延期
日本自動車整備振興会連合会(竹林武一会長)は、2021年秋に実施予定だった「全日本自動車整備技能競技大会」を22年秋に延期する。東京オリンピック・パラリンピックが21年に1年延期されたことに伴い、大会会場となる東京ビッグサイト(東京都江東区)確保が困難になったため。同大会が延期になるのは初めて。
日本自動車機械工具協会(柳田昌宏会長)も21年6月予定の「第37回オートサービスショー2021」中止を決めており、新型コロナウイルス感染拡大が各団体の行事にも影響を及ぼしている。
日整連の技能競技大会は、全国の整備工場で活躍する整備士の技能向上を促し、職責に対する誇りと励みを与えるのが狙い。1977年の第1回以来、整備士の相互交流を図ることなどを目的に隔年で開催している。
競技には、各都道府県整備振興会の予選入賞者や推薦を受けた2人が代表選手として出場する。実技、基礎、アドバイザー競技の3種目の総合得点を競い合う。
各都道府県の整備振興会では全国大会を前に出場選手を選抜する必要があり、県によっては全国大会の前年に予選会を開く場合がある。今年はコロナ禍で予選会の開催準備が困難だったことも、日整連が延期を決断した背景にある。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞9月15日掲載