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2020年9月17日

JRバス関東 定期観光バスにミドリムシ由来バイオ燃料 

ジェイアールバス関東(JRバス関東)は、成田空港を発着する定期観光バスの燃料に、ユーグレナが開発した微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)と使用済み食用油を原料とした次世代バイオディーゼル燃料を導入したと発表した。今回の取り組みは、二酸化炭素(CO2)の排出削減を目指した取り組みとなる。

この燃料は、従来のバイオ燃料がトウモロコシやサトウキビ、大豆などの農作物を原料にするのに対し、ユーグレナ油脂と使用済み食用油を使っている。

このため、本来は人間の食料として活用される農作物を燃料の原料にする必要はなく、増産のために森林を余計に切り開くこともなくなり、温室効果ガスの増加に歯止めをかけることができるとしている。

また、既存のエンジンでも使用できることから、水素や電気などの代替エネルギーの使用よりもインフラコストがかからない利点もあるという。

導入路線は、千葉県内を周遊する定期観光バス「ウェルカム成田セレクトバスツアー」車両1台。9月27日までの土日のみの運行で、10月からは運行内容を見直す予定。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞8月31日掲載