日本自動車査定協会(日査協、廣澤孝夫理事長)は、10月22~23日に都内で開催予定だった「第9回中古自動車査定士技能コンテスト全国大会」を中止する。
6月時点では開催に向けて動いていたが、新型コロナウイルス感染症拡大の状況などを踏まえて、8月に開いた実行委員会で中止を決めた。今後もコロナ禍で地方大会が開催できない場合などに備え、今回の出場予定選手が2022年の全国大会に出場できる特例措置を執る予定だ。
各都道府県の52支所から1人ずつ、計52人の新車販売店スタッフが全国大会に出場する予定だった。全国の参加者や応援関係者などが東京に集まることで、新型コロナウイルスの集団感染リスクがあるとして開催を取り止めた。今秋に予定していた支所主催の地区大会(全国大会は22年)も、一部を除いて全て中止する見通し。
同全国大会は1991年に第1回が開催され、2014年から隔年で行われてきた。全国大会の開催を中止するのは、11年3月の東日本大震災以来、今回で2度目となる。