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自動車産業インフォメーション

2020年8月26日

19年度の自動車機械工具輸出24%増 2年ぶりプラス

日本自動車機械器具工業会(自機工、辻修理事長)は、日本自動車機械工具協会(機工協、柳田昌宏会長)と合算した2019年度の自動車機械工具輸出実績が、前年度比24・2%増の111億8329万3千円だったと発表した。前年度実績を上回ったのは2年ぶり。

実績がなかったプラントを除く11機種、工具や油圧機器など8機種で増加した。自機工会員が2社増えたことや、金額規模が最も大きい工具が同44・8%増の58億2333万5千円と大幅に伸ばしたことなどが寄与した。

地域別では、アジア(中国除く)が同13・5%増の53億682万9千円で、全体に占めるシェアは47・5%と最も多い。次いで、北米が同31・2%増の25億2585万円、中国が同17・6%増の18億7794万5千円と続いた。

アジア、中国、北米の3地域で全体の86・8%を占めたが、前年度(91・1%)と比べると4・3㌽減少した。伸び率では、中南米が同268・5%増の1億6036万6千円と最も高かった。

機種別では、工具が市場規模全体の52・1%を占めて、2年ぶりの増加に転じた。次いで油圧機器が同1・7%増の11億5327万円だった。工具と油圧機器の2機種で市場規模の62・4%、金額にして約69億8千万円を占めた。

前年度実績から減少したのは、注油機器、洗浄機器、計測機器の3機種。いずれも比較的金額の少ない分野だったことから、合計金額への影響は軽微だった。2団体合計の輸出実績は、機工協の実績に、機械工具商社を経由せずに直接輸出した自機工会員の実績を合算した。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞8月22日掲載