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2020年8月25日

スキャンツール補助金 2週間で予算額到達、公募受付を停止

国土交通省は12日、2020年度の「スキャンツール補助金」の公募受付を停止した。補助申請の合計額が公募開始から約2週間で予算額の1億5千万円に達したため。昨年度の約1カ月と比べると異例の早さで予算を消化した。今後は書類などの審査に入るが、場合によっては追加の公募を行う可能性もある。

公募受付は7月27日に開始した。補助上限額は1事業場当たり15万円。補助事業執行団体で事務局を務めるパシフィックコンサルタンツによると、公募受付開始から10日間で申請件数累計は672件、補助交付申請額累計は8008万9千円だった。

11日午後4時までの申請件数累計は1264件、補助交付申請額累計は1億4564万8千円に到達していた。

国交省は、スキャンツール補助金を13年度からスタートした。整備業界では、自動車の先進安全機能の高度化に伴ってスキャンツールの活用が不可欠になっており、補助金制度を通じて事業者への導入を後押しするのが狙いだ。

同補助金制度を導入した初年度の13年度は、公募開始から約1週間で予算額に達して受付を打ち切った。近年は同補助金制度などを通じてスキャンツールの普及率が8割を超えたと見られており、昨年度の同補助金は公募開始から約1カ月後に終了している。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞8月19日掲載