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2020年8月7日

はとバス東京観光 19年度はコロナ拡大で利用者半減

はとバスは、2019年度(同社会計年度19年7月1日~20年6月30日)の同社東京観光利用者数が約45万人となり、前年度と比べて半減近くになる記録的な落ち込みになったと発表した。「2月以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を大きく受け始めた」と理由を説明している。

19年度の東京観光利用者数は、44万7154人で、前年度(81万6303人)と比較して45・2%減だった。コース別では、日本語コースが43万1858人で前年度比44・0%減、外国語コースは1万5296人で同66・3%減だった。

日本語コースは、新型コロナウイルス感染拡大により、4月8日~6月12日の66日間、全便運休とした影響が大きかった。さらに、昨年10月12日に上陸した台風19号で、同日の全コースを運休にし、翌日も運行数を大幅削減した結果、同月だけで前年度比2割以上の減少になった。

外国語コースは、各国の出国制限、日本政府による外国人の入国制限措置により、1月以降キャンセルや予約減の傾向が見られ、4月1日以降全便運休にしたことも影響して、利用者は激減した。同コースは現在も運休を続けており、運行再開時期は未定としている。

20年度の見込みについては、観光バス事業全体で例年の6割程度の回復を見込むとしている。一方で「GoToトラベル事業」から東京が除外されたことにより、同社の主力商品である東京観光の回復に悪影響が出る恐れもある。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞8月3日掲載