2020年8月6日
三菱自、軽EVライン新設 日産との共同開発車生産
三菱自動車は7月28日、水島製作所(岡山県倉敷市)に約80億円を投じ、軽自動車の電気自動車(EV)を生産する製造ラインを新設すると発表した。8月に着工し、日産自動車と共同開発を進める軽EVの生産に使用する。
7月27日には固定費削減の一環でパジェロ製造(岐阜県坂祝町)の閉鎖を発表したばかり。「選択」と「集中」を加速し、早期に事業を成長軌道に戻していく考えだ。
水島製作所に駆動用バッテリーの組み立て設備と検査設備を新設するほか、駆動用バッテリーケースの内製化に伴うプレス溶接組み立て・塗装設備やEV用プラットフォームの生産に対応するためのラインを増設する。
投資額の一部は日産が負担するほか、岡山県の補助金も活用する。共同開発する軽EVの具体的な市場投入時期は非公表だが、日産は遅くとも2023年度までに投入する計画を掲げている。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞7月29日掲載