2020年7月30日
東京R&D、小型燃料電池バス開発 21年度にはナンバー
東京アールアンドデー(岡村了太社長、東京都千代田区)は、小型燃料電池バスを開発すると発表した。
産業活性化や水素エネルギー利用などを推進する新潟県から受託したもので、2021年度にはナンバーを取得し、その後、新潟交通による営業運行での活用を目指す。
小型燃料電池バスは、ディーゼルエンジン車を改造して開発する。今年度中に車両とシステムの設計と実際の開発に着手し、21年度に車両の性能試験、走行試験を実施して公道を走行するためのナンバーを取得する。
新潟県は、水素社会の実現に向けて水素ステーションの整備や燃料電池車の普及促進、関連産業の振興に取り組んでいる。
この一環で、大手自動車メーカーが手つかずとなっている小型燃料電池バスは、利用拡大による環境負荷低減効果が大きいことから「小型燃料電池バス導入検討会議」を設置して、開発や製造を検討してきた。
同社が開発するバスは同会議が設定する仕様に沿って、県内企業の協力も得て開発する。開発した小型燃料電池バスは、自動車旅客事業を手がける新潟交通が営業運行することを視野に入れる。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞7月27日掲載