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自動車産業インフォメーション

2020年7月20日

JAF 高齢者の安全運転支援へ〝耳トレ〟

日本自動車連盟(JAF、藤井一裕会長)は、高齢者の継続的な安全運転を応援する特設サイト「エイジド・ドライバー総合応援サイト」で「耳」のチェックとトレーニングを新たに公開した。

聴覚と認知機能の間に深い関わりがあるという専門家の知見をもとに、聴覚(耳の機能)をテーマとして、普段の生活における聞こえ方の「チェック」と、ナレーションや効果音などの音声を聞きながら実施する二種類のゲーム形式の「トレーニング」を用意した。

運転に関する能力は、年齢とともに低下する傾向がある。このため、安全確保では現在の自分の能力を正しく把握し、能力に応じた運転を心がけることや老化防止のトレーニングを続けることが重要になる。

新設した「耳」で利用できるトレーニングは、1つがルート案内の音声を聞きながら画面上の地図を見て、案内通りに進むとどこに到着するのかを覚える「ルート案内認識力トレーニング」。

もう1つは音の変化、音程、メロディなどを覚え、選択肢の中から覚えた音と同じ音を探す「同じ音探し聴覚認知力トレーニング」となっている。

JAFは、すでに公開した「目」と「認知」機能に関するチェック・トレーニングと「耳」を併せて活用してもらい、高齢者の安全運転継続に向けた相乗効果を引き出していく考え。

高齢ドライバーだけでなく、家族とともにこれらのコンテンツを繰り返して利用してもらうことで、運転に必要な認知機能の維持・老化防止を支援し、交通事故防止につなげていきたいとした。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞7月16日掲載