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2020年7月15日

JATTOがエーミングセンター説明会 全国から加入検討事業者

日本技能研修機構(JATTO、石下貴大代表理事)は4日、横浜市都筑区の横浜商工(河合昭彦社長)のカーライフ事業部で「第5回エーミングセンター説明会」を開催した。

JATTOでは先進安全自動車(ASV)のエーミング(機能調整)を請け負う次世代整備工場ネットワーク構築に着手している。当日は加入を検討する事業者が全国各地から集まり、募集状況やエーミングの様子を確認した。

JATTOでは全国でエーミングセンターを500カ所整備する計画。5月1日から募集を開始し、現在まで正式加入が40社、入会検討が23社、協賛会員が20社となった。このうち、10拠点が稼働を開始しており、7月1日からの第2次募集により、入会者数の拡大を図っていく。

当日は梶浦誠治理事が「自動車業界は100年に1度の大変革期に直面し、整備業界でも特定整備制度がスタートした。整備事業者はさまざまな車を取り扱うだけに、JATTOで1社では不可能な悩み共有や情報提供をしていきたい」とあいさつした。

その後、石川明男評議員が取組みの背景やビジネスモデルなどを説明。「エーミングで大切な設備、技術と情報。われわれとして整備工場への支援と情報提供を続け、ユーザーへの安全、安心を提供したい」と述べた。

JATTOでは関東地区のモデル事業場に横浜商工を指定する。河合社長は「当社がエーミングを開始したのは数カ月前だが、関係者の協力や指導のおかげで入庫台数や取扱台数が増えてきた。エーミングを手掛けることで顧客満足向上だけでなく、メカニックの成長にも結び付く」と意義を語った。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞7月9日掲載