会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2020年7月8日

損保協会、広瀬会長が就任会見 「業界慣行見直し変革を」

日本損害保険協会は1日、広瀬伸一会長(東京海上日動火災保険社長)の就任記者会見を都内で開催した。

広瀬会長は、新型コロナウイルス感染症の影響で働き方の変革や日本社会のデジタル化の流れが加速するとの認識を示すとともに、「これまでの業界慣行を見直し、変革に向かう機会と捉え、課題の解決に向けた取り組みを進めていく」などと意気込みを述べた。

広瀬会長は、同協会における新型コロナウイルス感染症への対策と環境認識を述べた後、2020年度の方針について説明を行った。重点項目は「自然災害への対応力強化」「金融・損害保険リテラシーの向上」「業務の共通化・標準化の推進」の3点。

自然災害が発生した際の適正かつ迅速な保険金支払いの実現に向けて、取り組みを進める。19年12月に立ち上げた「自然災害対応検討プロジェクトチーム」が中心となって業界課題の解決に取り組む。

新型コロナウイルス感染症対応での気づきを生かして、オンラインで利用可能な学習教材や啓発ツールを積極的に提供する。各事業者が異なったフォーマットで発行する保険料控除証明書の共通化も進め、業界全体の事務効率向上と顧客の利便性向上を目指す。

役員改選は6月30日に開催した定時社員総会で行った。副会長には、三井住友海上火災保険の原典之社長と、共栄火災海上保険の助川龍二社長をそれぞれ新たに選任した。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞7月3日掲載