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2020年6月18日

5月の中古車登録18%減 8カ月連続マイナス

日本自動車販売協会連合会(自販連、加藤和夫会長)が10日に発表した2020年5月の中古車登録台数は、前年同月比18・0%減の24万6117台となり、8カ月連続で前年を下回った。2桁のマイナスとなったのは14年11月以来66カ月ぶり。

1978年の統計開始以来、5月としては過去最低だった。新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の発令に伴う外出自粛の呼びかけなどにより経済活動が落ち込み、新車販売、中古車の下取りが減少したことなどが影響した。

車種別では、乗用車計が同20・8%減の20万8219台で8カ月連続のマイナス。5月として過去最低だった。そのうち、普通乗用車は同20・1%減の11万7927台で4カ月連続で前年を下回った。

小型乗用車も同21・7%減の9万292台で8カ月連続でマイナスとなり、5月として過去最低だった。19年10月以降、単月として8カ月連続で過去最低が続いた。

貨物車計は、同1・1%減の2万9837台で3カ月ぶりのマイナス。普通貨物車は同3・6%減の1万2790台と2カ月連続で前年を下回ったが、小型貨物車は同0・8%増の1万7047台と3カ月ぶりにプラスに転じた。バスは同35・9%減の772台。

日本自動車輸入組合(JAIA、ティル・シェア理事長)が10日に発表した2020年5月の中古輸入車登録台数は、前年同月比17・7%減の3万7856台で2カ月連続のマイナスだった。

車種別では、乗用車計が同18・4%減の3万6427台で2カ月連続で前年を下回った。内訳は、普通乗用車が同17・7%減の3万876台、小型乗用車が同21・8%減の5551台だった。貨物車は同2・2%増の1238台と3カ月連続で前年を上回った。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞6月11日掲載