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自動車産業インフォメーション

2020年6月4日

気象協会、物流向け新サービス 悪天候時の高速道で影響表示

日本気象協会(長田太理事長、東京都豊島区)は、悪天候時の輸送の安全を支援する物流向け新サービス「GoStop(ゴーストップ)マネジメントシステム」の提供を、1日から全国で開始したと発表した。ゴーストップマネジメントシステムは、全国の高速道路を対象に気象による輸送影響リスクを悪天候の72時間前から、地図や表によりひと目で確認できるウェブサービスだ。

各路線のIC(インターチェンジ)ごとに、1時間ごとの輸送影響リスクが詳細に把握できるため、悪天候時の配送計画の作成や輸送可否の判断、ドライバーの安全確保に役立つ。台風が発生した際には、日本気象協会が保有する独自技術を使って示す詳細な台風進路予測や雨量、暴風予測などを、運行タイムラインに沿って台風上陸の最大7日前から提供する。

また、国土交通省や経済産業省、農林水産省が推奨する「ホワイト物流推進運動」(異常気象時の運行中止・中断の判断)の取り組みや、「異常気象時における措置の目安」に活用することができる。

同サービスは高速道路を利用し幹線輸送を行う事業者を対象としていて、利用料金は月額定額制となる。サービスの開始に伴い、トライアル無料期間を設けている。台風シーズンの6月から9月末までの4カ月間は無料で提供する。今後は鉄道や主要国道の輸送影響リスクについて、2020年度冬期のサービス開始を予定している。

 

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞6月1日掲載