2020年6月4日
日バス協 地方支援へ会費減免
日本バス協会(日バス協)は5月21日に開催予定だった定例理事会について、書面審議に変更した。17日に都内で開催予定の定時会員総会に提出する議案6本と、新型コロナウイルス問題を受けて特定資産(大規模災害等対策費引当資産)を取り崩して地方(都道府県)バス協会からの会費を減免することで支援につなげる補正予算案など、理事会議決議案3本を全会一致で承認した。
補正予算は、地方協会がコロナ禍の影響で経営が悪化している会員バス事業者に対し、会費減免措置を実施・計画していることから、特定資産から6千万円を取り崩して地方協会を支援するためなどの理由で編成する。
地方協会は4月以降、会員事業者退会などによる財務状況悪化が進んでいることから、日バス協は地方協会からの会費について、6カ月間50%減免(所要額約6千万円)を行うことで支援する。
日バス協が地方協会の会員バス事業者に対する会費減免の状況を調査したところ、13協会が減免実施を決定し、19協会が実施の方向で検討、5協会が日バス協の会費減免の動向を見て検討するとしている。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞6月1日掲載