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2020年6月3日

愛知県 運転免許試験場新庁舎が稼働

愛知県は5月25日、名古屋市天白区の愛知県警察運転免許試験場の新庁舎を稼働させた。新庁舎は、同じ敷地内にある運転免許試験場と運転者講習センターの2つの庁舎を合わせ、高齢者・障害者や多文化共生社会、子育て支援、環境保護などに対応した施設として完成。

また、講習案内用に数多くの液晶モニターを用いたほか、愛知県自動車販売店協会(愛自販、小栗一朗会長)が4台の85㌅大型液晶モニターを寄贈して来庁者に交通事故防止を呼び掛けるなど、新たな試みも採用した。

新庁舎は延床面積1万4699平方㍍の地上4階建て。1階が行政処分エリア、2階が受付エリア、3階が講習エリア、4階が試験エリアとなっている。主要なエリアはバリアフリー化を施したほか、全フロアに多目的トイレを設置。多文化共生社会への対応では、案内表示は日本語、英語、中国語、ポルトガル語の4言語、さらに国際ピクトグラムも用いた。

また、子育て支援では講習室内に子供と一緒に受講できる親子ルームを設けたほか、授乳・おむつ交換用のベビールームの設置、託児サービスの実施などで対応。環境保護面では、自然光・自然換気などの自然エネルギーの活用をはじめとする様々な工夫を取り入れた。

愛自販が寄贈した大型液晶モニターは2階と3階に2台ずつ設置した。今回の寄贈は愛自販が来年迎える創立60周年記念事業の一環。モニターを用いて交通安全啓発活動を行う。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞5月29日掲載