2020年5月28日
NEDO、完成検査合理化へ調査事業 トヨタなど5社
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、自動車の完成検査工程の合理化に向けた調査事業の実施先としてトヨタ自動車や日産自動車、ホンダ、マツダなど5社を決定した。同工程で人工知能(AI)を活用し、人による作業負担の軽減や無人化の可能性などを探る。2020年度中に調査事業を開始し、21年3月をめどに調査報告としてまとめる方針だ。
モビリティ分野の調査事業実施予定先は自動車メーカー4社にデロイトトーマツコンサルティング合同会社を加えた5社。20年度の実施期間中に各社は連携して情報収集や自社工場を使ったAIをはじめ、さまざまな先端技術の有効性検証などに取り組む予定。
完成検査を巡っては17年以降、自動車メーカーによる不適切事案が相次ぎ発覚。人手不足などが背景にあったことから、メーカー側の負担を減らすためにも先進技術を活用した合理化が必要となっている。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
---|---|
対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞5月25日掲載