2020年5月29日
日バス協、全タク連、全ト協 コロナ対策ガイドライン公開
日本バス協会(日バス協)と全国ハイヤー・タクシー連合会(全タク連)、全日本トラック協会(全ト協)は、自動車運送事業における新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインをそれぞれ公開している。
ガイドラインは、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」に基づき、自動車運送事業者を対象に、通勤中や事業所での勤務中、車両・設備・器具、運行中など各場面で実施すべき基本的な予防対策をまとめたもの。
新型コロナの感染予防対策は、手洗い・マスク着用を徹底することや、「3つの密」を避けてクラスター感染発生リスクを低減することなど、自動車運送事業に限らず、ほとんどの業種に共通する。そのため、3種類のガイドラインは、内容にほとんど違いがない。
一方で、異なっている主な部分を見ると、換気について、タクシーはトラブルをさけるため「乗客の意向を確認した上で」という注釈が加わっている。
また、利用者への協力のお願いの項目で、バスには手指消毒液を装備することや、待合所・バスターミナル・車内などでのアナウンスや掲示による感染予防対策の啓発、バス待ちの列で人と人との間隔を空けることなどを細かく記載している。
ガイドラインは、それぞれの団体のホームページで公開している。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞5月25日掲載