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2020年5月22日

都内の自動車整備士養成校 授業開始6月1日に延期

東京都内の自動車整備士養成校では、政府の緊急事態宣言延長に伴い、軒並み新年度の登校による授業開始を6月1日以降に延期した。都内各校では、同宣言の期限延長と新型コロナウイルスの感染症拡大防止を鑑みて、生徒の健康を最優先し授業再開を遅らせた。

小倉学園東京自動車大学校(小倉基宏校長、葛飾区西亀有)では、当初11日に新学期の授業再開を予定していたが、新入生へのガイダンスとともに同日へ延期したほか、日本工学院八王子専門学校、東京工科自動車大学校、読売自動車大学校などでも、同様に授業開始日を延期した。

また一部の学校では、生徒の安全を最優先に密閉空間、密集場所、密接場面の「3密」を回避しながら、少しでも生徒の学びや準備を進める目的で、ウェブやアプリなどを活用したオンラインでの遠隔授業やオリエンテーションなども進められているという。

今後は、日々変化している新型コロナウイルス感染症や緊急事態宣言の状況などを踏まえ、各校がそれぞれ独自の対応をしていくとみられる。

一方、各校では同宣言が解除されてからも課題は多い。登校による授業の再開へ向けた感染症対策などの準備だけではなく、再開後の授業時間を確保しなければならない。夏休み期間や土日などの一部を、通常の登校日に充当し授業日程を確保していくなど、学びの現場では前例のない対応を迫られている。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞5月19日掲載