日本バス協会（日バス協）は運転手への就職を支援するための就職志望者向け冊子「バス運転士就職支援ガイド」を１万部制作し、全国の地域バス協会などに配布した。日バス協が就職支援に特化した冊子を制作するのは初めて。

冊子ではまず、バス業界の現状、観光を支えるバスの役割、災害復旧に貢献するバス、人と環境に優しいバス車両の導入など、業界の現状を紹介している。さらに、バスの業態には、路線バスや観光バス、高速バスなどさまざまな種類があり、多様な働き方が選べることを強調。実際に各事業者に所属する運転手がインタビューに応じ、働き方ややりがいなどについて答えている。

このほか、大型二種免許の取得方法、研修制度、キャリア形成、最新車両の安全性能といった運転手志望者が知りたい情報を網羅している。 日バス協では、コロナ問題が収束した後に全国各地で開かれる就職イベントや説明会などでの活用を呼び掛けている。

日刊自動車新聞5月11日掲載