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自動車産業インフォメーション

2020年5月8日

19年度四輪車輸出2・6%減 6年ぶり前年割れ

日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)が4月30日にまとめた2019年度の四輪車輸出台数(三菱ふそうトラック・バス除く)は、前年同期比2・6%減の471万4027台で6年ぶりに前年水準を割り込んだ。需要低迷が続いている北米に加え、年度中盤までは増加傾向にあった欧州やアジア向けも新型コロナウイルス感染拡大の影響で減速した。3月単月の実績は前年同月比12・2%減の37万9956台だった。

19年度の乗用車の輸出は前年度比2・4%減の427万4262台だった。同2・0%減だった普通車と比べ、小型車の減少幅が同7・1%減と大きかった。乗用車の仕向け地別で最も構成比が大きい北米が8月以降8カ月連続で減少し、好調だった欧州向けもコロナ禍の影響で乗用車が同1・2%の増加にとどまった。アジアは同7・3%増加した。

3月単月の乗用車輸出は同13・3%減の34万1273台。中近東など一部地域を除く全ての地域が大幅に減少したものの、中国向けは同6・9%増と好調に推移した。

同日、自工会が発表した2月の国内生産台数は同11・0%減の76万9161台だった。

 

 

 

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞5月1日掲載