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自動車産業インフォメーション

2020年5月7日

車体補修協会 特定整備でガラス事業者向け契約書

日本自動車車体補修協会(吉野一代表理事)は、自動車ガラス修理事業者などが電子制御装置整備の認証を受けた特定整備事業者と「構内外注」を行う際の「業務委託契約書」を提携する日本自動車ガラス施工事業協同組合(JAGU、佐藤光男理事長)に無償で提供する。

4月から、主にガラス修理事業者が取り扱う「自動車の運行時の状態及び前方の状況を検知するためのセンサー(運行補助装置)が取り付けられた自動車の窓ガラス」に関する整備や改造が特定整備の対象となった。

構内外注を行うに当たっては所管の国土交通省から、一定の要件を盛り込んだ書面を取り交わすことで、ガラス事業者を作業場の工員としてみなす条件が示されている。

一方で、自動車の窓ガラス交換は、車体の剛性向上による「高剛性接着剤」の指定や運行補助装置の取り扱いなど、作業内容が増加傾向にある。そのため、ガラス修理・交換作業の品質維持を目的に統一書式を用意。契約書の作成や契約先の事業者が用意した書面の妥当性の確認、といった負担の軽減を図る。

書式作成は、日本自動車車体補修協会の産業標準作成委員会が中心となり進めた。JAGUは4月20日から配布を開始。契約書や特定整備についての解説資料も用意し、事業者に理解促進を図る。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞4月30日掲載