三井住友海上火災保険は「カーシェアプラットフォーマー専用自動車保険」の販売を開始した。個人間カーシェアなどのプラットフォームを運営する事業者を対象とした商品で、カーシェア利用中の事故や一般的な自動車保険で対象外となる持ち逃げリスクまで補償する。

新商品は、カーシェア利用中の事故を年間契約で包括的に補償する。人身や物損事故などの基本的な内容に加え、弁護士費用や車内手荷物などを選択できる柔軟な設計とした。

事業者が車両所有者に対し契約上の責任を負う場合に、カーシェア利用者による車両の持ち逃げなどの詐欺・横領被害を補償してリスクを低減。利用者が事故・トラブルに遭遇した場合を想定し、専用のロードサービス・事故受け付け窓口を設ける。

個人や企業・従業員間のカーシェアの普及が進んでいる点、サービス利用者から事故やトラブル対応への不安の声が上がっていることなどを背景に開発した。キャンピングカーや軽トラックなどさまざまな車両に利用できる。

日刊自動車新聞4月18日掲載