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自動車産業インフォメーション

2020年4月23日

メーカー各社の決算発表 日程遅れる傾向、コロナで対応苦慮

新型コロナウイルスの感染拡大で、自動車メーカー各社が2020年3月期の連結決算発表の対応と日程調整を迫られている。開示日を明らかにしているホンダや日野自動車は、会見を開かずインターネットを介して発表する。スバルは開催方法を検討中だ。17日時点で開催日程を明らかにしているメーカーでは、多くが例年に比べ発表が遅れる状況となっている。日程が決まっていないメーカーもコロナ禍の影響で発表が遅れる可能性がある。

トヨタ自動車は5月12日に発表する。子会社の日野自動車は4月27日の予定で、自動車メーカーでは最も早い日程となる見通し。ホンダは5月12日の午後3時に適時開示し、午後4時から倉石誠司副社長らが動画配信サイト「ユーチューブ」で発表する。トヨタとホンダはいずれも昨年の発表日(5月8日)から4日遅れとなる。

スバルは、昨年より1週間以上遅れとなる5月18日に発表する。中村知美社長らが出席する予定だが、発表形式は会見か電話会議のいずれかで調整している。東証は上場企業に決算期末から45日以内に決算短信を開示するルールを定めているが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて発表の延期を容認する方針を示している。スバルはこれを踏まえ、例年の期限である5月15日を超えた日程に決めた。

スズキは、予定していた5月13日から延期する方針だ。日産自動車やマツダ、いすゞ自動車は17日時点で決算発表日を公表していない。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月20日掲載