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自動車産業インフォメーション

2020年4月10日

新型コロナ感染拡大 春の交通安全運動にも影響

春の全国交通安全運動が6日、スタートした。入学や進学の時期を迎え歩行者が増えることから、歩行中の子供の安全確保と高齢運転者への安全運転などに重点を置く。15日までの10日間、関係省庁や自動車業界が一丸となって、交通ルールの遵守と交通マナーに関する呼びかけを徹底する。一方、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、予定していた交通安全活動が一部、中止となるケースも出た。

運動期間中、10日を交通事故死ゼロを目指す日として定めた。警察庁によると、2019年中の交通事故による死者数は前年比9・0%減の3215人と統計開始以降で過去最小を記録した。交通事故件数は同11・5%減の38万1237件と減少傾向にあるが、依然として悲惨な事故は起きている。対歩行者の事故や高齢ドライバーによる事故が多く発生していることから、重点的に安全運動を展開する。

ただ、感染症拡大により自動車業界団体の取り組みに影響が出ている。日本自動車会議所(内山田竹志会長)は、今春都内で開催する予定だった体験型交通安全啓発イベント「交通安全。アクション」を中止した。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月7日掲載