2020年4月9日
貸し切りバスキャンセル止まらず 日バス協調査
日本バス協会(日バス協)はこのほど、新型コロナウイルス感染拡大による貸し切りバス事業者への影響についての調査結果を公表した。4月以降も運送収入減少、キャンセル数が高い水準で続く見通しになっている。調査は、日バス協に加盟する貸し切りバス事業者79者を対象に3月実施した。発表数字は同月16日現在の推計値。
運送収入を見ると、3月は6億8461万円で、前年同月比で79%(25億2871万円)減。4月は13億8069万円で同64%(24億1677万円)減、5月は20億6802万円で同55%(24億9267万円)減と、今後も厳しい数字が続く。キャンセル件数とキャンセルによる被害金額は、3月が1万9259件・19億9552万円、4月が1万623件・13億198万円、5月が4071件・5億9107万円となっている。
3月と4月の運送収入、キャンセル関係の数字は、2月末時点での調査結果より大幅に悪化した。日バス協は国に対し、資金繰り支援や感染予防に必要なマスク・消毒液といった備品のバス事業者への優先供給などの支援を求めている。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞4月6日掲載