2020年3月23日
三重整振、若手会員で整備業界の未来を考える会 運輸支局と意見交換
三重県自動車整備振興会(三重整振、竹林武一会長)は2月21日、若手の会員事業者による「整備業界の未来を考える会」を津市の三重県自動車整備振興会で開催した。三重整振では若い世代の意見をもとめる場として2014年に同会を立ち上げ、県内の若手経営者の有志が活動を行っている。今回は三重運輸支局(小林博之支局長)との意見交換会を行い、自動車整備行政への質問、要望をもとに出席した15人の若手経営者と小林支局長らが意見を交わした。
同会では意見交換会に向けて三重整振を通じて同支局に質問、意見、要望を提出。支局側がそれに回答するとともに参加者同士で意見をぶつけ合った。同会からはフロントガラスの傷に対する検査合否の判断基準への質問や、認証工場による持ち込み検査で指定工場の検査設備を活用した連携の実現、メカニック不足を背景にした整備士を目指す環境づくりに向けた要望などが寄せられた。
このうち認証工場の持ち込み検査における指定工場との連携について参加者からは「助けられるところは助け合う。柔軟な対応を全国で展開できれば」と実現を求める声がある一方で、別の参加者からは連携した認証工場と指定工場が「なれあいになる可能性がある」と指摘した。
小林支局長は「自動車整備業界は大きく変わろうとしている。様々な課題がある中で活発な議論を通して明るい未来を見出してほしい」と挨拶した。
カテゴリー | 会議・審議会・委員会 |
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対象者 | 大学・専門学校,自動車業界 |
日刊自動車新聞3月17日掲載