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2020年3月16日

香川県、サポカー補助金19年度で終了 4年間で合計6852台

香川県は、全国に先駆けて2016年度から4年連続で実施した安全運転サポート車(サポカー)の新車購入補助金を19年度で終了した。サポカーの販売比率が近年、大幅に高まったことと、今年度から経済産業省と国土交通省の補助事業として行われるため。同事業の申請受付は9日から開始された。

香川県では県内在住の65歳以上が衝突軽減ブレーキなどを装備したサポカーを購入した場合、3万円を購入補助する制度を16年度から全国で初めて導入した。同制度による補助対象の助成実績は、16年度は1千台余りだったが、17年度からは1・5倍の1500台余りに拡大した。

18年度からの2年間は補助対象年齢を65~79歳と上限を設け、加えて自動ブレーキなどの3条件の購入サポカー性能にサポカーSワイド相当の「先進ライト(配光可変型前照灯)」や自動ブレーキ性能の作動条件を30㌔㍍以下の車種を除くなど、支給対象を厳格化した。

一方、サポカーに対するユーザーの関心の高まりとメーカー側のサポカー車種の拡充で19年度は、これまでの最短期間の約4カ月間の8月末で終了していた。4年間の購入補助対象車両は登録車が2792台、軽自動車が4060台の合計6852台で軽自動車が59・3%を占めた。

国側では今年度補正予算で、今年3月時点で65歳以上のユーザーを対象に19年12月23日以降に、新車新規登録または新車新規検査届出した場合、サポカー補助制度(登録車10万・軽自動車7万円など)を実施する。同制度ついて県内では、これまで販売店を中心に県ぐるみで周知を行ってきた経緯があるため「登録車の自動車税の減税措置と同様に、ユーザー浸透には少々疑問がある」との指摘がある。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界