会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2020年2月25日

タクシー「相乗り通勤」 金沢などで効果を検証する実証実験

三井住友海上火災保険などは2020年2月20日から金沢市、小松市と周辺自治体で、デマンド交通を利用した「相乗り通勤」の実証実験を開始したと発表した。

実証実験は他にMS&ADインターリスク総研、大和タクシーコールネット、クスリのアオキ、未来シェアが参加する。金沢市、小松市と周辺自治体を対象に、地域企業の協力を受けて、三井住友海上のマイカー通勤者が「相乗り通勤」し、都市中心部の渋滞緩和などの交通課題解消、交通事故減少に取り組み、有効性を検証する。2月20日に小松市でスタートし、3月末まで実施する予定。

相乗りの車両は三井住友海上の法人向けサービス「F-ドラ」に使用しているドライブレコーダーとインカメラを設置してある大和タクシーコールネットが手配するタクシーを使用する。デマンド交通システムは未来シェアの需要に応じて走行ルートを提示する「SAVS」を利用する。

地方中核都市ではマイカー通勤による慢性的な交通渋滞が地域交通課題の一つとなっている。マイカー通勤する社員の安全管理や事故時の労働力喪失、法的リスク、風評リスクなどの課題もある。5社はこうした課題への解決策として「相乗り通勤」に着目、実証実験を通して効果を検証する。

 

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞2月21日掲載