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2020年2月18日

警察庁、あおり運転摘発 昨年1万5千件高速道路が大半

あおり運転の取り締まりに関連して、全国の警察が昨年1年間に道交法の車間距離保持義務違反で摘発した件数が1万5065件(前年比2040件増)だったことが13日、警察庁のまとめで分かった。高速道路での違反(1万3787件)が大半だった。

車の走行を妨害する目的で直前に進入したり接近したりした上で、重大な危険が生じる速度で運転することを罰する危険運転致死傷罪(妨害目的)が適用された件数は33件(前年比8件増)で、うち1件は同致死罪だった。

あおり運転に刑法を適用した件数は計44件(前年比15件増)で、暴行罪が34件で最多。傷害罪が7件、威力業務妨害罪が2件、強要罪が1件だった。

道交法にあおり運転自体を罰する規定はなく、警察庁が新たな規定を検討している。また危険運転致死傷罪では走行を妨害する目的で車の前方で停止する行為が要件となっていないことから、法制審議会(法相の諮問機関)が議論している。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般

日刊自動車新聞2月15日掲載