自動車産業インフォメーション

トヨタ 「セーフティ・センス」改良へ

2020年2月7日

トヨタ自動車は3日、予防安全技術パッケージ「トヨタ・セーフティ・センス(TSS)」を今年中に改良すると発表した。レクサス車に先行導入している「操舵支援プリクラッシュセーフティ(PCS)」や「ドライバー異常時車両停止支援システム」などを加える。今後もTSSの機能を高め、よりスムーズな運転支援や事故防止を目指す。

TSSは、衝突被害軽減ブレーキを含むPCSや車線逸脱防止、自動ハイビームなどをセットにしたトヨタ車向け予防安全技術の総称だ。小型車向け「Cパッケージ」、中型車以上の「Pパッケージ」として2015年から導入を始め、18年の第2世代型からTSSに名称を一本化した。第2世代型では、夜間の歩行者や自転車(昼のみ)を新たに検知できるようにしたほか、車線逸脱防止機能を進化させた。

今月発売の新型「ヤリス」向けPCSからは、右折時の対向直進車や右左折時の前方横断歩行者を検知する機能も加えている。TSSの搭載車は世界で累計1600万台以上、うち国内は430万台に及ぶ。

新たに加える操舵支援PCSは、車道にはみ出してきた歩行者に対し、車線を逸脱しない範囲で操舵支援して衝突回避を試みるもの。ドライバー異常時車両停止支援システムは、体調急変などによる無操作状態が続くとホーンやハザードランプで周囲に注意を促しながら同一車線内で停止し、停止後は、救急車などを手配する「ヘルプネット」へ自動でつながる装置だ。このほか、カーブの半径に応じてあらかじめ減速する「スピードマネジメント機能付きレーザークルーズコントロール&LTA(レーントレーシングアシスト)」なども追加する。

同社は今後もTSSの機能を高めるとともに「人」「交通インフラ」への働きかけも続けて、将来的な交通事故死傷者ゼロを目指す。

カテゴリー 交通安全
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞2月4日掲載

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