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2020年1月28日

政府主催のサポカー体験会 大阪皮切りに

経済産業省が全国8カ所で開催する「サポカー実感試乗会」が19日、大阪を皮切りに始まった。実施場所の門真運転免許試験場(門真市)では、免許更新などの手続きに訪れた人に試乗を呼びかけた。誤発進抑制機能と衝突被害軽減ブレーキを体感してもらい、安全運転支援機能の理解を深めるとともに、安全運転サポート車(サポカー)の普及を後押しする。

大阪会場では、ダイハツ工業とホンダ、後付けのペダル踏み間違い急発進抑制装置を製造・販売するサン自動車(鈴木順社長、横浜市港北区)が参加した。ダイハツは「ロッキー」と「タント」、ホンダは「フリード」を、サン自動車は自社製品を装着したトヨタ自動車「ヴィッツ」を試乗車として用意した。助手席に参加者を乗せて同試験場のコース内を走行し、安全運転支援機能を体感してもらった。

経産省製造産業局自動車課ITS・自動走行推進室の植木健司室長は「近年増加する高齢者の交通事故などを受け、より安全な車の普及が必要だ。機能を知ってもらうには、体感してもらうことが一番良い」と今回の試乗会に期待を込めた。

サポカーを体感した50歳代の男性は「普段はカーシェアを利用している。サポカー機能は使ったことがなかったが、付いていると安心だ。サポカーが普及すれば高齢者による事故もかなり少なくなると思う」と感想を述べた。

同試乗会は政府主催で全国的に展開する初めての取り組み。大阪を皮切りに1~2月にかけて全国8カ所で開催する。

カテゴリー 交通安全
主催者

経済産業省

対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞1月23日掲載