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2019年12月25日

トヨタ紡織と豊田中央研究所 米R&D100アワードで受賞 高耐衝撃プラスチックで

高耐衝撃プラスチックを用いたドアトリム

トヨタ紡織と豊田中央研究所(菊池昇所長、愛知県長久手市)は19日、共同開発した「高耐衝撃プラスチック」が米国の「2019R&D100アワード」(主催=米国R&Dワールドマガジン)を受賞したと発表した。

SDGs(持続可能な開発目標)などの取り組みが注目される中、トヨタ紡織は2000年から植物材料のケナフを活用した部品を実用化し、材料となる植物の栽培から製品開発まで一貫で取り組む。

高耐衝撃プラスチックは二酸化炭素排出削減と資源の有効利用を目的に植物由来原料を活用した材料開発を進め、13年に豊田中央研究所と共同開発した。受賞した高耐衝撃プラスチックは世界トップレベルの耐衝撃性能を持つ樹脂材料。

100%植物由来樹脂であるポリアミド11(PA11)と、石油由来樹脂のポリプロピレン(PP)を組み合わせ、ナノレベルで制御することによりPPと比較して約10倍の衝撃強度を持つ構造を実現した。

日刊自動車新聞12月21日掲載

開催日 2019年12月19日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

米国R&Dワールドマガジン

開催地 米国
対象者 キッズ・小学生,中高生,大学・専門学校,一般,自動車業界
リンクサイト

ニュースリリース

https://www.toyota-boshoku.com/jp/news/release/detail.php?id=9714