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2019年12月24日

対等合併に合意 PSAとFCA 世界販売第4位へ

握手するPSAのタバレスCEO(左)とFCAのマンリーCEO

グループPSAとフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は18日、対等合併することで正式に合意したと発表した。

両社合計の世界販売台数は約870万台で、フォルクスワーゲン(VW)、ルノー・日産自動車・三菱自動車連合、トヨタ自動車に次ぐ世界4位の規模になる。売上高の合計は約1700億 ユーロ (約20兆7400億円)に上る。

早ければ来年末に合併する。新会社の最高経営責任者(CEO)にはPSAのカルロス・タバレスCEOが、会長にはFCAのジョン・エルカン会長が5年契約で就任する。タバレス氏は「自動車業界でさらに強い立場を獲得するのに素晴らしい機会だ」とコメントした。取締役会は11人で構成し、タバレスCEOのほかに両社から5人ずつが指名される。

従業員は合わせて約40万人で、合併にともなう既存工場の閉鎖はしない方針。工場閉鎖なしに年間37億 ユーロ (約4500億円)の相乗効果を見込む。

自動車業界は電動化、自動運転、コネクテッドカーなどの先行開発の必要性に迫られており、合併によりこうした分野の研究開発を効率化させる考えだ。15カ月以内の合併完了を目指す。

日刊自動車新聞12月20日掲載

開催日 2019年12月18日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

グループPSA、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)

対象者 自動車業界