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2019年12月17日

東北6県11月新車販売、減少幅縮小も2カ月連続減の3万1752台

東北運輸局が6日にまとめた東北6県の11月の新車新規登録・届出台数は、前年同月比8・4%減の3万1752台(小型2輪除く)と2カ月連続で減少した。

登録車は同9・2%減の1万8609台、軽自動車は1万3143台だった。10月と比べて減少幅は縮小するとともに、福島県はプラスに転じたほか、宮城県の減少率も小幅だった。

10月の台風19号で福島県と宮城県は多くの冠水車が発生したことで、新車需要が高まったことが要因と考えられる。11月新車販売に占める軽自動車比率は41・3%で、前月と比べて1・4㌽下がった。

車種別では、登録車が前年同月比9・2%減の1万8609台で、乗用車は同9・1%減の1万5304台となった。乗用車のうち、普通車が同10・8%減の7071台、小型車が同7・6%減の8233台。貨物車は同5・5%減の2498台だった。

県別では、青森県が同14・0%減の4170台、岩手県が同18・1%減の4023台、宮城県が同2・2%減の8405台、秋田県が同14・5%減の3564台、山形県が同22・7%減の3793台、福島県が同7・4%増の7928台だった。

軽自動車の東北6県の新規届出台数は前年同月比7・1%減の1万3143台で、2カ月連続で減少している。

12月も、台風19号で被災した地域の新車登録と届出台数は前年同月比でプラスを維持しているようだ。しかし、新車需要は一時的なもので、本格的な需要回復には時間がかかるものと見られている。

日刊自動車新聞12月13日掲載

開催日 2019年12月6日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

東北運輸局

開催地 東北地区
対象者 自動車業界