2019年12月17日
ベンツとボッシュ、米カ州で自動運転配車サービス実証実験
独メルセデスベンツと独ボッシュは、自動運転配車サービスの実証実験を米カリフォルニア州・サンノゼで開始したと発表した。
都市部における自動運転シャトルバス運行の安全性や環境性を検証する。独ダイムラー・モビリティAG社のフリートプラットフォームも組み込んだことで、自動運転車両をタクシーやカーシェアリング車両などさまざまな交通サービスに取り入れられる体制を整えた。
メルセデスベンツの「Sクラス」に自動運転システムとソフトウエアを装備し、サンノゼ西部と都市部をシャトルバスで運行する。利用者は、スマートフォンアプリで予約を取って乗車する。都市部のモビリティに自動運転車両を統合できるかを実証実験する。ダイムラー・モビリティAG車も参画し、実装を見据え、法人向けに保守と業務管理のプラットフォームを構築した。
メルセデスベンツとボッシュは2年半前から都市部の自動運転事業に取り組んできた。人工知能(AI)や試験走行距離の記録に頼らず、シミュレーションや性能試験場を活用することで、まれにしか起こらない運転状況にも対応できるソフトウエア開発を行っている。
米サンフランシスコや独ベルリンでも、従来型車両を使用したアプリベースのモビリティサービスを稼働しており、他のエリアにも拡大していく方針だ。
日刊自動車新聞12月13日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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主催者 | (独)メルセデスベンツ、ボッシュ |
開催地 | 米カリフォルニア州・サンノゼ |
対象者 | 自動車業界 |