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2019年12月9日

11月新車/大阪 2カ月連続減/12月以降も厳しい見通し

大阪府の11月の新車販売台数(軽自動車を含む、速報値)は前年同月比13・7%減の2万1329台で、2カ月連続のマイナスとなった。22・7%減を記録した前月からは持ち直したものの、2桁減が続いた。新型車効果で需要の回復を予想するディーラーもあるが、全体的には12月以降も厳しい見方が強まっている。 登録車は14・1%減の1万4729台だった。レクサスとダイハツの2銘柄のみがプラスを確保した。

軽も12・8%減の6600台と落ち込んだ。マツダが5・2%増を示したが、他銘柄は前年同月を下回った。シェアは前月に引き続きスズキがトップで31・6%、ダイハツが30・9%で2位につけた。

10月に続き、9月後半以降の販売不振が顕在化した。受注台数の減少を危惧するディーラーは多く、12月も低空飛行が続きそうだ。

11月に新型車「ライズ」を投入したトヨタ陣営には追い風が吹いており、11月は登録車が9・6%減に止まった。カローラ店は新型「カローラ」の受注残による上積みも予測される。

ただ、全体的には厳しい環境が続きそうだ。ある業界関係者は「年内一杯は厳しい。新型車の投入が相次ぐ2月ごろまで市場は回復しないのではないか」と懸念を示している。

日刊自動車新聞12月5日掲載

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