自動車産業インフォメーション

乗用8社、10月の世界販売

2019年12月3日

乗用車メーカー8社が28日発表した2019年10月の世界販売実績(速報値)は、全社が前年を下回った。

米国、中国など世界主要市場で販売が伸び悩んだほか、国内販売が消費税増税に伴う購買意欲の減退や台風19号による来店客減と納車遅れで大幅に落ち込んだことも響いた。海外販売ではダイハツ工業が唯一プラスで、10月として過去最高だった。マレーシアでの販売好調がけん引した。

米国と中国ともに販売がプラスだったのはホンダのみだった。米国では「CR―V」が販売好調で10月として過去最高だった。中国では「クライダー」「シビック」、CR―Vが販売をけん引した。

米国ではスバルも10月として過去最高を更新。マツダもCX系車種の販売増で2カ月ぶりに前年を上回った。一方、トヨタ自動車はレクサス車も含めて主要SUVが10月として過去最高だったが、セダン系車種の低迷でマイナスだった。日産自動車と三菱自動車では、販売奨励金の抑制など利益重視の販売施策のため販売台数は伸び悩んだ。

全需が低迷する中国では、三菱自が「エクリプスクロス」の純増で3カ月ぶりに増加した。トヨタは新型「カローラ」の販売が3万3千台と単月で過去最高を記録したが、新型「RAV4」の投入に伴う一時的な切り替えの影響で全体ではマイナスだった。日産は小型商用車の販売苦戦で、マツダは「CX―5」の販売減などでマイナスだった。

スズキはインドでの販売が8カ月ぶりにプラスに転じた。ヒンズー教最大の祝祭や一部車種で値下げしたことなどが奏功した。

1~10月累計の世界販売では、トヨタ、ホンダ、三菱自、ダイハツの4社が前年を上回った。トヨタのグループ販売(ダイハツと日野自動車を含む)は前年同期比1・4%増の891万1055台。一方で、独フォルクスワーゲングループは0・2%減の895万5千台だった。

日刊自動車新聞11月29日掲載

開催日 2019年11月28日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日刊自動車新聞社まとめ

開催地 世界
対象者 自動車業界

乗用8社、10月の世界生産

乗用車メーカー8社が28日に発表した10月の世界生産実績によると、8社合計は前年同月比10・2%減の237万4662台で、3カ月連続の減少となった。

国内生産は10月に発生した台風19号による影響を受けたスバルや、「N-WGN」の生産を停止しているホンダなど、全メーカーがマイナスとなった。海外はインドなどアジアでの減少が目立った。

 海外生産の8社合計は、9・4%減の163万3560台だった。北米はセダンの販売低迷が続いており、米国生産はトヨタが1・3%減、日産が9・3%減、ホンダは8月からメアリズビル(オハイオ州)の第一ラインを1シフト体制にしたため11・9%減だった。

 中国はホンダが「アコード」など主力車種の販売が好調で、10月として過去最高の生産を記録。トヨタも「カローラ」が好調だった。一方で日産やマツダは、販売の減少に伴い、生産も減少した。アジアでは、全体需要が落ち込んでいるインドやインドネシアで落ち込みが続く。スズキのインド生産は20・1%減となった。

 国内生産の8社合計は同11・9%減の74万1102台だった。スバルは10月の台風19号で部品供給に支障が出たため、群馬製作所の操業を4・5日停止した。ホンダはN-WGNの生産を停止している。スズキは完成検査での不正の再発防止でラインスピードを落としたこと、トヨタは稼働日が前年比2・5日少なかったことを理由に挙げる。マツダは前年同月に西日本豪雨で操業を停止した工場で挽回生産したため、反動減となった。
 ダイハツを除く7社の輸出合計は、3・9%減の38万9051台だった。

日刊自動車新聞11月29日掲載

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