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2019年11月28日

損保各社、上期は増益 通期純利益 SOMPOが下方修正

大手損害保険3グループの2019年4~9月期決算が出そろった。台風15号などによる自然災害があったが、前年同期と比べ被害が少なく保険金支払いが少額に収まったため、各社とも増益となった。ただ、20年3月期については、SOMPOホールディングス(HD)が10月の台風19号による大きな被害を受けて、純利益を下方修正した。

一般企業の売上高に当たる正味収入保険料はSOMPOHDとMS&ADインシュアランスグループHDが増加。東京海上HDはマイナスだったものの、傘下の東京海上日動火災保険は単体で前年同期比4・7%増の1兆1454億円に増加した。保険の単価上昇が正味収入保険料を押し上げた。

20年3月期の通期見通しは、SOMPOHDが台風被害を織り込み、純利益を当初予想に対し500億円下方修正した。東京海上HDとMS&ADインシュアランスグループHDは、異常危険準備金の繰り入れを考慮し、純利益の予想を据え置いた。正味収入保険料は当初予想に対し東京海上HDが200億円、SOMPOHDが135億円それぞれ下方修正した。

日刊自動車新聞11月25日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

大手損害保険3グループ

対象者 一般,自動車業界