愛知県の１０月の新車総市場（登録車と軽自動車の合計）は前年同月比２６・４％減の２万３９５３台で４カ月ぶりの前年割れとなった。９月までの消費増税前の駆け込み需要の反動減が現れた。総市場のうち登録車は同２６・０％減の１万６７４７台で７カ月ぶりのマイナス、軽自動車は同２７・４％減の７２０６台で４カ月ぶりのマイナス。総市場に占める軽自動車の構成比は同０・４㌽減の３０・１％となった。また、純輸入車の登録台数は同１２・１％減の１５０６台で２カ月ぶりのマイナスとなったが、登録車に占める構成比は同１・４㌽増の９・０％に増加した。

１０月の登録車の銘柄別内訳は、国内乗用車系はトヨタが同２２・４％減の９９７０台、ホンダが同４２・２％減の１２４９台、日産が同４４・７％減の９９２台、マツダが同７・２％減の７８４台、レクサスが同４０・９％増の６５８台、スズキが同２８・５％減の３９８台、スバルが同６４・２％減の２７２台、ダイハツが同４４・０％減の１７７台、三菱が同６３・０％減の１１５台となった。

商用車系ではいすゞが同２５・０％減の２２５台、日野が同３７・７％減の２０８台、三菱ふそうが同１５・９％減の１５３台、ＵＤトラックスが同３０・６％減の２５台となっている。

また、純輸入車はメルセデス・ベンツが同１０・０％減の２６９台、フォルクスワーゲンが同３３・９％減の１９７台、ＢＭＷが同３６・０％減の１８７台などとなった。

【岐阜】岐阜県の１０月の新車総市場は、前年同月比２４・３％減となる６５５１台だった。このうち登録車は同３１・２％減の３４５１台、軽自動車は同１４・７％減の３１００台となった。消費税増税や台風、長雨などの影響で登録車、軽ともに前年比を大きく割り今年度の月次最低を記録した。

登録車はトヨタ系が同２６・８％減の１８１２台、日産が同４２・７％減の２８８台、ホンダ系が同５４・５％減の２２１台、マツダが同７・８％減の１５４台、スバルが同６４・２％減の７２台、三菱系が同４３・１％減の２９台、ダイハツが同１３・１％減の７３台、スズキが同２６・５％減の１３９台、大型商用車系４社は同６・３％減の２８３台、輸入車は同８・４％増の１９３台となった。

軽自動車はダイハツが同２３％減の９７３台、スズキが同６・５％増の１０３２台、日産が同６・５％増の３９４台、ホンダが同４０・８％減の４４８台、三菱が同４７・４％増の８４台、スバルが同２３・３％減の２３台、マツダが同４０・９％減の２６台、トヨタが同１４％減の１１７台となった。

【津】三重県の１０月の新車総市場は、前年同月比２８・３％減の５８７４台と前年同月比マイナスに転じた。登録車が同２８・７％減の３４１４台、軽自動車が同２７・７％減の２４６０台と登録車は４カ月ぶり、軽自動車は７カ月ぶりに前年同月実績を下回った。

登録車の内訳は普通乗用車が同２７・４％減の１６３９台、小型乗用車が同３２・３％減の１３５４台、普通貨物車が同４３・５％減の１０４台、小型貨物車が同３・６％減の２４３台、バスが同２５・０％減の２１台、特種車が同２３・４％減の４９台、特殊車が同１００・０％増の４台。

一方、軽自動車は乗用車が同２６・４％減の１９０８台、ボンネットバンが同６２・４％減の７６台、キャブバンが同１５・６％減の１７８台、キャブオーバーバンが同２３・４％減の２９８台。

なお、１～１０月の累計台数は登録車が前年同期比０・７％増の５万８５２台、軽自動車が同１・３％増の３万５４７６台となっている。

【静岡】静岡県の１０月の新車総市場は、前年同月比２２・６％減の１万１８８８台と前月（９月）から一転、前年同月を大幅に下回る結果となった。内訳は、登録車が同２８・０％減の６４４７台と６月以来、４カ月ぶりにマイナス伸長を記録。またこれまで好調だった軽自動車も同１５・２％減の５４４１台と３月以来、７カ月ぶりに前年同月を下回った。

登録車の内訳は乗用車合計が同２８・２％減の５５１５台と前年同月を大幅に下回った。その内、普通乗用車が同１６・７％減の３０９０台、小型乗用車が同３０・０％減の２４２５台だった。貨物車合計は同１１・８％減の７８３台となり、その内、普通貨物車が同４４・２％減の２１８台、小型貨物車が同７・４％減の５６５台となった。バスは同１６６・７％増の３０台、特種・特殊車は同５３・３％減の１１９台。日本自動車販売協会連合会静岡県支部扱い分は合計で同２８・４％減の５６９６だった。

一方、軽自動車の内訳は乗用車が同１２・８％減の４４５５台、ボンバンが同５９・４％減の１０４台、キャブバンが同４・４％減の５１６台、トラックが同２８・４％減の３６６台となった。

日刊自動車新聞11月21日掲載

カテゴリー	白書・意見書・刊行物
主催者	日刊自動車新聞社まとめ
開催地	愛知県、岐阜県、三重県、静岡県
対象者	自動車業界