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2019年11月20日

オリックス自/FCVカーシェア 19日から/都との共同事業前倒し 業界初ミライ導入

オリックス自動車(上谷内祐二社長、東京都港区)は15日、東京都との共同事業として19日から、燃料電池車(FCV)をカーシェアリングで貸し出すと発表した。

当初は2020年1月から始める予定だったが、約1カ月半前倒す。都内のカーシェア拠点に、トヨタ自動車のFCV「MIRAI(ミライ)」=写真=を計36台順次配備する。

カーシェアへのミライ導入は業界初。オリックス自では今回の共同事業を通じて、都の環境対策に貢献すると同時に、次世代車両を活用した新たなビジネスモデルの構築にも役立てる。

今回の共同事業は都環境局が推進する「レンタカー・カーシェアリングにおけるZEV(ゼロエミッションビークル)導入促進事業」の一環で実施する。スタート時点で4台のミライを用意し、残りは年内までに配備をする計画だ。利用料は同社の料金体系で最も高い「デラックス」を適用するが、共同事業の期間中は半額ほどに抑える。安価に貸し出すことで、幅広い層でのFCV、電気自動車の周知や利用拡大を図り、都内で次世代車の普及につなげる狙い。

同社は今回、個人利用の多いところやその逆など、さまざまなパターンのステーションにミライを導入する計画。こうした利用データを活用して、次世代車を用いた最適なカーシェアの在り方も探っていく考えだ。

日刊自動車新聞11月16日掲載

開催日 2019年11月15日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

オリックス自動車㈱

開催地 東京都
対象者 一般,自動車業界
リンクサイト

ニュースリリース

https://www.orix.co.jp/auto/press/pdf/release_191115.pdf