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自動車産業インフォメーション

2019年11月19日

東北 10月新車 4カ月ぶりマイナス

東北運輸局が8日にまとめた10月の新車新規登録・届出台数は、前年同月比24・5%減の2万5151台(小型2輪除く)で、4カ月ぶりにマイナスに転じた。

登録車は同26・5%減の1万4394台。軽自動車は同21・6%減の1万757台で、登録車と軽ともに2割超の減少幅となった。消費増税と台風19号の影響が重なり、業界では予想を大きく上回るマイナスと捉えられている。10月の新車販売台数に占める軽自動車比率は42・7%で、前月と比べて2・9ポイント上昇した。

車種別では、普通車が25・0%減の5856台、小型車が29・8%減の6080台、貨物車が17・7%減の2000台となった。

県別では、青森県が22・0%減の3706台、岩手県が22・8%減の3440台、秋田県が26・6%減の2947台、宮城県が25・9%減の6462台、山形県が26・6%減の3303台、福島県が23・2%減の5447台だった。全県で20%以上減少しており、登録車全体としては4カ月ぶり、軽自動車は3カ月ぶりにマイナスとなった。

10月は「新車の商談がほとんどない」(ディーラー代表者)という声が相次いで聞かれ、消費増税による落ち込みが想定以上となった。また、台風19号によりディーラーの拠点によっては臨時休業を余儀なくされたことも影響した。

今後については、ブランドによっては新型車の投入予定があるなど、早期の新車市場の回復が期待されている。

日刊自動車新聞11月15日掲載

開催日 2019年11月8日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

東北運輸局

開催地 東北
対象者 自動車業界