2019年11月18日
日刊自連載「輝けメカニック 整備工場の人づくり」〈146〉宮城県の整備士養成校4校が学生自動車整備技能コンクール初開催
みやぎ学生自動車整備技能コンクール実行委員会(渡辺龍明会長)は23日、仙台市宮城野区の県立仙台技術専門校で「第1回みやぎ学生自動車整備技能コンクール」を開催する。
県内の自動車整備士養成校の4校などが連携してコンクールを主催するのは今回が初めて。各校から選抜された学生12人が出場し、日ごろ培った技術力を競う。東北運輸局宮城運輸支局や業界団体が後援に加わり、業界全体でコンクールを盛り上げる。
コンクールのポスター
ンクールには、県立仙台高等技術専門校と同石巻高等技術専門校、同気仙沼高等技術専門校、花壇自動車大学校の4校が参加する。各校の1年生を出場対象としている。4校の学生が集まることで、学生同士の親ぼくを深め、連携を深めるきっかけとしていく。コンクール事務局の根本昌典さん(県立仙台高等技術専門校訓練第一班自動車整備科主任指導員)は「教員同士の交流はあったが、学生同士の交流の場を設けたのは初めて」と話す。
今回コンクールの開催にあたり、業界団体の宮城県自動車整備振興会(石山稔会長)と宮城県自動車販売店協会(後藤誠会長)も協力しており、将来の人材確保に向けて業界一丸となって取り組んでいる。
コンクールの競技内容は、自動車整備に関して3問出題され、課題一つにつき制限時間は30分を設定する。評価は、手順の正確性などから総合的に判定する。優秀な成績を収めた学生には、宮城県経済商工観光部長賞と宮城運輸支局長賞、宮城県自動車整備振興会会長賞、みやぎ学生自動車整備技能コンクール実行委員会会長賞を贈呈する。
また、進路選択の一つとして自動車整備士を選んでもらう契機となるよう、地元の高等学校にもコンクールの開催を告知した。コンクール事務局の根本さんは「高校生に少しでも整備士に興味をもってもらいたい」という。 みやぎ学生自動車整備技能コンクール実行委員会は、23日に開催予定の第1回目を踏まえて今後もコンクールを実施していく方針で、コンクールの知名度を上げていきたいとしている。慢性的な自動車整備士不足の打開策の一つとなりそうだ。
コンクールの開催概要や問い合わせ先は次の通り。
▽日時=11月23日午前9時~午後4時▽住所=仙台市宮城野区田子1―4―1(県立仙台高等技術専門校 自動車整備科実習場)▽=022―258―1151
日刊自動車新聞11月14日掲載
開催日 | 2019年11月23日 |
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カテゴリー | キャンペーン・表彰・記念日 |
主催者 | みやぎ学生自動車整備技能コンクール実行委員会 |
開催地 | 宮城県立仙台技術専門校(仙台市宮城野区) |
対象者 | キッズ・小学生,中高生,大学・専門学校,一般,自動車業界 |