2019年11月12日
10月度CM好感度ランキング 4日間の使用が可能なEVリーフのバッテリー 40代、60歳以上の男性を中心に支持
CM総合研究所(関根心太郎代表、東京都港区)は、2019年10月度のCM好感度ランキングを公表した。総合ランキングではKDDIがauスマートフォンの料金プランを訴求する「三太郎シリーズ」で5カ月連続の首位。2位は出川哲朗を起用したソフトバンク「ワイモバイル」。自動車業類はトップ10入りを逃した。
東京キー5局でオンエアされた全CMを採録・分析するとともに、特約視聴者モニター3千人にCMの印象やその商品に対する購買意向などを聞いた。今回の対象期間である9月20~10月19日に放映された全CMは2655銘柄(前月比111銘柄増)。このうち自動車業類は96銘柄(同3銘柄減)だった。
自動車業類では上白石萌歌を起用したJXTGエネルギーが2カ月連続の首位。2位には電気自動車(EV)の日産自動車「リーフ」が入った。CM総研はこれらの中から日産を注目銘柄に選んだ。
「リーフだけで何日暮らせるか。」をコピーにした新CMで、家の太陽光発電でフル充電したリーフのバッテリーを使ってさまざまな家電を動かし、日常と変わらない快適な生活を送る家族とそれを見守る技術者たちを描いた。CMの最後には「リーフ 何日間」という検索ワードを表示し、ウェブサイトで一般家庭の使用電力量を約12㌔㍗アワー/日とすると『リーフe+』で約4日間の使用が可能だと紹介した。
今作には40代、60歳以上の男性を中心に支持が集まった。モニターからは「何日間生活できるか、ネットで検索して調べるくらい興味を持ちました」「災害や停電が多いこの時世に魅力を感じた」といった声が寄せられた。実際に被災EVが"動く蓄電池"として派遣されたという報道もあり、EVの存在はより身近なものになりそうだ。
日刊自動車新聞11月9日掲載
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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主催者 | CM総合研究所 |
対象者 | 一般,自動車業界 |
リンクサイト | ホームページ https://www.cmdb.jp/ |